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小耳症の手術

手術年齢

成人の正常な耳では、耳介長が男子6.5cm、女子6.0cmくらいです。肋軟骨で作製した耳介はさほどの自然成長は期待できませんから、最初からこのくらいの大きさの耳介を作っておかなくてはなりません。
耳垂残存型では、3本の肋軟骨を必要としますので、胸囲60cmくらいが目安となります。このくらいになる平均年齢は、9−10歳です。

手術方法の紹介

第一段階:
9-10歳になり手術時期を迎えます。

肋軟骨を3本ほど採取し、耳では耳垂の移動と肋軟骨を埋め込むポケットを作製します。
ポケットの皮膚が厚いと耳介フレームの形がきれいにでません。かといって、薄くしすぎると皮膚の血流不良を引き起こすこともあります。

採取した肋軟骨で、フレームベース、耳輪、対輪を作ります。これらを細いワイヤーでとめて肋軟骨耳介フレームができます。
これをポケットに埋め込みます。

第二段階:
半年くらいあけてから、側頭部に埋め込まれた状態の耳を起こす手術をします。
耳輪の外側に沿って切開をして、耳を側頭から持ち上げます。耳の裏側と側頭には皮膚が足りない状態ですので、ここに皮膚移植を行います。

以上の2回の手術で、起きた状態の耳ができました。必要な場合、細部修正を行います。

形成外科学会のサイトにも、各種疾患の説明がありますが、そこから画像を引用します。

肋軟骨移植のイメージがつかめるでしょうか。

肋軟骨移植