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皮膚の良性腫瘍・きずあと(瘢痕)の治療

こどもによくある皮膚良性腫瘍・・・・ここでは二つだけ示します

  • 石灰化上皮腫

毛根鞘から発生する良性腫瘍で、顔、首、体幹、四肢などいたるところに発生する。体毛は体中に生えていますから。
皮膚の直下にごつごつと硬くふれることが多い。放置して大きくなると、もともと皮膚の直ぐしたにある毛根から発生しているので、皮膚が薄くなってきて、自然に破れたりすることもある。
時に多発。

  • デルモイドシスト、類皮嚢腫

鼻や上眼瞼眉毛の下あたりによくみられる、やわらかい腫瘤。
一部、顔面の骨に埋まった状態のこともある。こうした場合は、わりと硬いこともある。

顔面、頭蓋の骨のつなぎ目(骨縫合)に、できやすい。


 

きずあと・瘢痕

外傷後に皮膚が修復されると、そこには瘢痕組織が形成されています。
するどい刃物で切った傷が、うまく縫合された場合はもともとの皮膚組織のあいだに切開面に相当する瘢痕が出来ますが、皮膚表面からは線状の傷跡がみえます。

皮膚がえぐれてしまったような場合は、欠損に肉芽組織が出現してきて欠損を埋めていきます。
肉芽は徐々に成熟瘢痕に置き換わります。表面はごくうすい表皮細胞で覆われます。表皮は正常の皮膚とほぼ同じといわれています。
正常な皮膚ならば表皮の下にある真皮層があります。それが、きずあとでは、修復された瘢痕組織になっているため、表面はでこぼことした傷跡にみえます。

#瘢痕の治療

形成外科では、いかに傷跡が目立たないように、いかにきれいに治るか、追求している学問ともいえるでしょう。瘢痕をきれいに治すためには、組織欠損をなくして創部の皮膚をきちんと縫合することが重要です。

そして、瘢痕は身体が傷を修復した際に、必ず作られるものです。

きずは、薄くなることはあっても、無くなることはありません

手術の傷は、いつ消えますか、と言われることがあります。

時間が経てば、馴染んでくるでしょうが、全く消えることはありません。

傷跡は、時間が経つと、全く消えてしまうというような考えは、外科医から見れば、誤解であり
幻想だとしかいえないのが現実です。